働く職場やそれぞれの役割について

助産師と保健師の仕事の違いとは

助産師と保健師の仕事の違いは一般の人にはわかりにくいのではないでしょうか。どちらも保健センターや健康センターで求人募集されていますし、国家資格という点でも共通しています。

この二つの仕事が混同されているのは「保健指導」という点で共通項が多いからではないでしょうか。おおざっぱに区別すると保健師には「行政保健師」と「学校保健師」そして「企業保健師」に分けられます。

行政保健師は、主に地域住民が対象となります。年齢や性別に関わらずかなり広い範囲の人達に健康指導などを行う役割を担っています。「骨粗しょう症の予防」や「ボケないために」といった保健センターで開催されるセミナーなどの企画にも携わったりします。

学校保健師は、学校の先生や職員、そして子供たちが対象となります。インフルエンザの季節には手洗いやうがいの啓もうや指導、年に1度行われる身体検査など学校全体の健康に関する仕事です。

企業保健師は、会社の従業員が対象となります。会社で行われる健康診断をもとに、生活指導を行います。また、最近ではうつ病などのメンタル面でも企業保健師のサポートが望まれています。

そして助産師は女性、しかもお産を控えた人や、赤ちゃんを育てている人に限定される仕事です。保健師が働く場所によってその役割が変わってくるのに対し、助産師ははっきりと限定されているのが特徴です。

さらに保健師は同じ看護師の資格を持っていますが、助産行為を行うことはできません。助産師の場合、女性、特に妊婦さんの体の変化や精神的ケアに対して、より専門的な知識と経験が必要になってくる職業です。

このように考えると保健師はより広範囲に人々の健康を守る仕事、助産師は子供を産み育てる女性に限定された専門性の高い仕事といえるのではないでしょうか。保健師も助産師もまずは看護師の資格を取ってから、さらに国家試験を受けなければなりません。より専門的という点では、助産師の方が就職には有利といえます。

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